Nextion HMIの活用
Arduino等に使用できる、タッチパネルによる操作デバイス Human Machine Interface(HMI)を利用して、DCCと鉄道模型をより楽しくするための指針を紹介しています。
特徴
Desktop Stationの機器は、PCとのインターフェースにテキストコマンドによるシリアル通信を採用しています。このため、シリアル通信ですべての制御が可能であります。
Nextion HMIは、タッチパネル付きの液晶とマイコンを内蔵した多機能デバイスであり、Windowsで動作するNextion Editorというソフトを使用する事で、タッチパネル画面のアプリを作成することができます。これによって、鉄道模型をタッチパネルで操作するためのデバイスを作成することができ、実際に動くときにはパソコンなしで実現できます。
タッチパネルでDSoneやDSmainR5などを制御可能。
ITEAD STUDIOやAliexpressで購入可能。安価(2000円~)
2.4インチから7インチまで、様々な機種が販売されている
WindowsでHMI画面・ソフトを作成できる編集ツールがフリー
画像を使って派手な設計が可能。編集とソフト書き込みにパソコンを使うのみで、普段使う場合・実動作時はパソコン不要。
出力はUARTなので、使い勝手が良い
使い方
DSoneとのつなぎ方
以下のように配線します。DSoneの場合のケースです。DCC/MMシールドやDSmainR5などは異なりますが、普通のUARTなので、うまく読み替えをお願いします。
パソコンとのつなぎ方
FTDI互換USBケーブルには以下のようにつなぎます。
| 赤 | 5V(VCC) |
| 黒 | GND |
| 黄 | TX |
| 青 | RX |
ボーレートの変更
NextionHMIは最初はシリアルのボーレートが9600bpsです。DSシリーズのボーレートは115200bpsなので、設定変更が必要です。Nextion EditorのDEBUGモードで簡単に変えられます。
Bauds=115200と打ちEnterします。すぐに反映されます。
アップロード画面で以下のように115200となっていればOKです。