sound_option
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| sound_option [2015/05/31 21:39] – yaasan | sound_option [2018/01/08 17:52] (現在) – yaasan | ||
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| ====== Sound Option ====== | ====== Sound Option ====== | ||
| - | for Desktop Station DCC decoder R2 | + | for Desktop Station DCC decoder R2 and R3 (Smile decoder) |
| - | [[Desktop Station decoder (DSdec) R2|DSdecR2]]専用サウンドオプション機能の解説\\ | + | [[Desktop Station decoder (DSdec) R2|DSdecR2]], [[DS Smile Decoder (DSdecR3)]]専用サウンドオプション機能の解説\\ |
| - | This page describes the sound option kit for DS DCC Decoder kit R2. | + | This page describes the sound option kit for DS DCC Decoder kit R2 and R3. |
| {{http:// | {{http:// | ||
| - | |||
| - | |||
| ===== Feature ===== | ===== Feature ===== | ||
| 行 25: | 行 23: | ||
| ^Parts No ^Parts ^ url ^ | ^Parts No ^Parts ^ url ^ | ||
| - | |Speaker | Hoshiden micro speaker | [[http:// | + | |Speaker | Hoshiden micro speaker | [[http:// |
| - | |M1 | PAM8012 Amp Module | [[http:// | + | |M1 | PAM8012 Amp Module |
| |C10 | 1uF Ceramic capacitor | | | |C10 | 1uF Ceramic capacitor | | | ||
| |C11 | 220uF Capacitor | | | |C11 | 220uF Capacitor | | | ||
| {{http:// | {{http:// | ||
| + | |||
| + | ===== Speaker comparison ===== | ||
| + | |||
| + | ^ Parts name | Result | Scale | url | | ||
| + | | UM1515IA080008 | Good | HO scale | [[http:// | ||
| + | | HDR9225 | Good | N scale | [[http:// | ||
| + | | HDR9350 | Not Good | HO scale | [[http:// | ||
| ===== Schematic ===== | ===== Schematic ===== | ||
| 行 39: | 行 44: | ||
| The wiring is followings. | The wiring is followings. | ||
| - | ^DSdecR2 | + | ^SmileDecoder |
| |-(GND) | GND, IN- | | |-(GND) | GND, IN- | | ||
| - | |D11 | IN+ | | + | |D3 | IN+ | |
| |+(5V) | +V | | |+(5V) | +V | | ||
| - | {{http:// | ||
| ===== Soldering ===== | ===== Soldering ===== | ||
| 行 78: | 行 82: | ||
| ===== Instruction for preparing new sounds ===== | ===== Instruction for preparing new sounds ===== | ||
| - | ここでは、フリーの音編集ソフトAudacityを使って説明していきます。このツールが一番高機能で使いやすいと思いますので、皆様にも推奨いたします。Audacityがインストール済みであることを前提に、解説していきます。 | + | ここでは、[[http:// |
| - | まずは、Audacityを起動します。 | + | まずは、Audacityを起動します。\\ |
| + | Run Audacity program. | ||
| - | {{http:// | + | {{http:// |
| 次に、音データを開きます。ここでは、駅で録音したE233のブレーキ解除音をMP3化して手に入れています。 | 次に、音データを開きます。ここでは、駅で録音したE233のブレーキ解除音をMP3化して手に入れています。 | ||
| 行 90: | 行 95: | ||
| 以下、編集のコツです。 | 以下、編集のコツです。 | ||
| - | ・テンポ調整をすると、あまり変な音にならずに短く出来ます。 | + | * テンポ調整をすると、あまり変な音にならずに短く出来ます。 |
| - | ・ノイズ除去はほぼ必須。かなりきれいに消えます。 | + | |
| - | ・ボリューム調整も必須。たいていは音が小さいので、音の増幅などで音を大きくしておきます。Arduino側では音量調整できないので、できるだけ音量は大きくしてください。 | + | |
| - | ・トリミングをして、無駄な前後の空白を埋めます。 | + | |
| - | ・フェードイン、フェードアウトをうまく使うと、プチ音などを軽減できます。 | + | |
| よく分からない人は、Audacityの講座や解説ビデオがYoutubeにあがっていたりしますので、勉強してみてください。 | よく分からない人は、Audacityの講座や解説ビデオがYoutubeにあがっていたりしますので、勉強してみてください。 | ||
| - | Audacity2.png | + | {{http:// |
| 編集が終わったら、以下の3つの作業を行います。 | 編集が終わったら、以下の3つの作業を行います。 | ||
| - | (1) ステレオからモノラルへの変換(音データがステレオの場合。2つの波形が出ていればステレオです。既にモノラルであれば作業は不要です) | + | - ステレオからモノラルへの変換(音データがステレオの場合。2つの波形が出ていればステレオです。既にモノラルであれば作業は不要です) |
| - | (2) リサンプリング(8000Hzに音の解像度を下げます。データ量を下げ、Arduinoへの負荷を低減するためです) | + | |
| - | (3) プロジェクトのサンプリング周波数を8000Hzに下げる(保存の際に影響するので、リサンプリングした結果に合わせます) | + | |
| 以下の図の赤枠のメニュー項目を順に押していきます。 | 以下の図の赤枠のメニュー項目を順に押していきます。 | ||
| - | Audacity3.png | + | {{http:// |
| モノラル化は押すだけで完了するので図は省略します。次に、リサンプリングをします。 | モノラル化は押すだけで完了するので図は省略します。次に、リサンプリングをします。 | ||
| サンプリングレートは8000Hzを選択してOKを押します。 | サンプリングレートは8000Hzを選択してOKを押します。 | ||
| - | Audacity4.png | + | {{http:// |
| - | 次にプロジェクトのサンプリングレートも8000Hzにしておきます。 | + | 次にプロジェクトのサンプリングレートも8000Hzにしておきます。\\ |
| + | Set 8000Hz at Project' | ||
| - | Audacity5.png | + | {{http:// |
| - | いよいよ、WAVEファイルを書き出します。メニューから書き出しを選んでください。 | + | いよいよ、WAVEファイルを書き出します。メニューから書き出しを選んでください。\\ |
| + | Select export menu. | ||
| - | Audacity6.png | + | {{http:// |
| ファイルの種類は、「その他の非圧縮ファイル」を選択します。その次に保存ボタンの下のオプションを押します。 | ファイルの種類は、「その他の非圧縮ファイル」を選択します。その次に保存ボタンの下のオプションを押します。 | ||
| - | Audacity7.png | + | {{http:// |
| - | ヘッダの種類は、「Wave Microsoftヘッダ」を選択します。 | + | ヘッダの種類は、「Wave Microsoftヘッダ」を選択します。\\ |
| + | Select "Wave Microsoft" | ||
| - | Audacity8.png | + | {{http:// |
| - | 次に、「Unsigned 8bit」を選択します。 | + | 次に、「Unsigned 8bit」を選択します。ADPCMを使用する場合は、IMA ADPCMを選択してください。\\ |
| + | Select " | ||
| - | Audacity9.png | + | {{http:// |
| - | OKを押します。 | + | ADPCMのとき: |
| + | {{http:// | ||
| - | Audacity10.png | + | OKを押します。\\ |
| + | Click OK. | ||
| - | そして、保存を押します。これで、ファイルが書き出されました。Audacityでの作業は完了です。 | + | {{http:// |
| - | Audacity11.png | + | そして、保存を押します。これで、ファイルが書き出されました。Audacityでの作業は完了です。\\ |
| + | Then click Save. Finished editing sounds on the Audacity. | ||
| + | |||
| + | ===== Cソースファイルの生成 ===== | ||
| + | |||
| + | {{http:// | ||
| 次に、Waveファイルを、Arduino IDEでコンパイルできるように変換ツールを使用します。Wav2cを使っても良いですが、ここでは弊社独自に変換ツールを用意しました。画面操作で簡単に変換できるようになっています。サウンドオプションのページに、ツールを置いてありますので各自でダウンロードしてください。ツールは無償でご利用いただけます。 | 次に、Waveファイルを、Arduino IDEでコンパイルできるように変換ツールを使用します。Wav2cを使っても良いですが、ここでは弊社独自に変換ツールを用意しました。画面操作で簡単に変換できるようになっています。サウンドオプションのページに、ツールを置いてありますので各自でダウンロードしてください。ツールは無償でご利用いただけます。 | ||
| + | |||
| + | [[http:// | ||
| 開くと以下の画面が表示されます。 | 開くと以下の画面が表示されます。 | ||
| - | DSW2C_1.png | + | {{http:// |
| さきほど、Audacityで書き出したファイルを開きます。 | さきほど、Audacityで書き出したファイルを開きます。 | ||
| - | DSW2C_2.png | + | {{http:// |
| すると、以下の画面になり、変換が完了します。Saveを押すと、ヘッダファイルが保存されます。 | すると、以下の画面になり、変換が完了します。Saveを押すと、ヘッダファイルが保存されます。 | ||
| - | DSW2C_3.png | + | {{http:// |
| このツールで書き出した場合、WAVEファイルのデータは、「ファイル名_data」という配列で保存されます。また、データのサイズは「ファイル名_length」というint型の変数で定義されます。Arduinoのサウンドスケッチ側で、ヘッダファイルのincludeと、サウンドの長さを保存する処理部分(HeadlightControlの再生処理のところにあります)、読み出し関数(ReadSoundRom)のコール部分を新しく差し替えるファイルの内容に合わせて編集してください。この作業をしないと、いつまで経ってもサウンドが入れ替わりません。 | このツールで書き出した場合、WAVEファイルのデータは、「ファイル名_data」という配列で保存されます。また、データのサイズは「ファイル名_length」というint型の変数で定義されます。Arduinoのサウンドスケッチ側で、ヘッダファイルのincludeと、サウンドの長さを保存する処理部分(HeadlightControlの再生処理のところにあります)、読み出し関数(ReadSoundRom)のコール部分を新しく差し替えるファイルの内容に合わせて編集してください。この作業をしないと、いつまで経ってもサウンドが入れ替わりません。 | ||
sound_option.1433075947.txt.gz · 最終更新: 2015/05/31 21:39 by yaasan